とある図書館の本
図書館で本を借りに行った。
壁際の棚にある小説の特集コーナーに行き、面白そうな
タイトルの本を抜き取りパラパラめくる。
抜き取ったとき棚の隙間から向こう側の人と一瞬目が合った。
10分ほど吟味した後良さそうな本を3冊抜き取って司書さんの所へ。
帰路の途中やっぱりあの本も借りておけば良かったと後悔したけど
まあいいやと思ってそのまま帰った。
【解説】 → 「壁際の棚」なのに向こうの人と目が合うなどということはありえないよな。
次は圭一と亀田君の対決だった!
圭一(俺たちに野球以外での決着などあり得ない!
亀田君がピッチャーで俺がバッターの三球勝負だ!)
亀田君(K、俺はプロの野球選手を目指している!
たとえ相手がだれでも決して負けるつもりはない!
羽入ちゃんは俺の専属マネージャーとして大切にします!)
圭一(ならば俺を倒してみろ、出来るものならな!)
二人はグラウンドに移動した。
圭一(お互いどっちが勝っても恨みっこなしだぞ、亀田君!)
亀田君(K、勝負の世界に恨みなどない。
負けた時は力が足りないということなのだ!)
圭一(それを聞いて安心したぞ!それでこそ俺のライバルだ!)
亀田君(K、俺のことをそこまで思っていてくれたとは・・・。
だが、勝負に手を抜くことなどあり得ない!
全力でKを倒す!)
圭一(こい、お前のすべてを俺にぶつけてみろ!)
亀田君が思いっきりボールを投げる、その時!
圭一(お~い、亀田君、チャックが開いてるぞ!)
亀田君(ふ、K、野球ズボンにチャックはないぜ!)
さとこ(本当にズボンに穴があいてるのですわ!)
亀田君は動揺し、ボールを軽く投げてしまった!
圭一のバットがボールを勢いよく吹っ飛ばしてホームランにした。
圭一(亀田君、まだまだ修行が足りないな・・・。男ならたとえ甲子園球場のど真ん中で振りチンだったとしても動揺してはいけないのだ!
これが甲子園の決勝だったならお前は間抜けな負け犬だっただろう!
だが、振りチンだったとしても甲子園の決勝で全力を出すのならそれはもはや負け犬でも恥でもない、男だ!)
大石(そうです、男にはここぞという時にこそやらねばならないことがあるのです!)
亀田君(また、Kに教えてもらったな・・・。どんな時どんな不利な状況でも鉄の心で全力で戦ってこそ本当の男なんだな!)
圭一(そうだ、だがくれぐれも甲子園などの公の場でチャックまるだしやズボンの穴、振るチンは決してないようにな!)
こうして、亀田君と圭一の戦いは終わった。
勝敗は決したが、力の差は全くない戦いだった!