【閲覧注意】意味が分かると怖い話 30%シンクロ!

意味が分かると怖い話を自分なりにアレンジしました! 飽きるか暴走するかのどちらかです。 ひぐらしの他の話なども考えて張ってみます。 オリジナルの小説ができました!よかったら見てください! http://ncode.syosetu.com/n1811cx/ モコネコ http://trackback.syosetu.com/send/novel/ncode/783132/異次元の無能力者 http://ncode.syosetu.com/n8412cw/ ケーキマジシャン 感想よろしく!

カテゴリ: ひぐらしの鳴く頃に 婿探し編

優しい悪魔


男は山道を走っていた。山の頂に住むという仙人に会うためである。
彼は近々結婚を控えていたのだが、村に謎の伝染病が流行ってしまい、
それどころではなくなってしまった。

婚約者も彼の家族も皆病床に伏せってしまい、居ても立ってもいられなくなった男は、
何でも知っているという仙人に、知恵を借りに行ったのだ。

そして、ようやく仙人に会うことのできた彼は尋ねる。

「村のみんなが変な病で苦しんでいる。どうしたら助けられる?」

仙人は悲しそうな顔で答えます。

「わしの力じゃあどうしようもない。悪魔の力でも借りんことには無理じゃろて。」

男はなおも食い下がる。

「ならその悪魔の居場所を教えてくれ。私はどうしてもみんなを助けたい。」

仙人はしばし悩んだ後、答えました。

「うーむ・・・まあいいじゃろう。悪魔の住む村を教えよう。
じゃが、おそらくどうにかできるのは、白い尻尾の優しい悪魔たちだけじゃ・・・。
黒い尻尾の意地悪な悪魔たちには無理じゃろう。それを忘れるな。」

男は悪魔の住む村の場所を教えてもらうと、すぐにその場所へと走りました。
そして白い尻尾の悪魔を見つけると、頭を下げて頼みました。

「私の村で妙な病気が流行り、皆苦しんでいる。どうか助けてほしい。」

悪魔はにこやかにほほ笑むと、

「ええ、良いですとも。」

と一言言い、呪文を唱えました。

「もうこれで大丈夫。さぁ早くお帰りなさい。」

そして男は悪魔に涙ながらにお礼を言うと、一目散に村へと帰って行きました。
(
これでみんな助かったんだ・・・)
男の足取りは、来た時以上に軽やかでした。

そんな男が帰るのを見届けると、白い尻尾の悪魔に黒い尻尾の悪魔が近づき、こう言いました。

「俺にはお前みたいな酷いことはできないよ」

白い尻尾の悪魔はニコニコしながら答えます。

「あなたは私なんかと違って優しい方ですからね、仕方ありません。」










【解説】
実は最初から村は男含め流行り病にかかっており、白い尻尾の悪魔は男だけを助けたのだ。
病が男にもかかってる根拠は、後半の「男の足取りは、来たとき以上に軽やかでした。」の一文にある。
黒い尻尾の悪魔なら、ひと思いに命を取って楽にしてやる方法を取るが、
白い尻尾の悪魔は中途半端な優しさで男を絶望のどん底に落とした。

所詮世の中のやさしさなんてこんなものだ。

 

鷹野(あら、こんなチラシがまわってきましたよ、入江先生!)

入江(なになに、園崎魅音さん開催の執事コンテストですと?

しかも、隣にはメイド服を着た魅音ちゃんが!

これは参加しないといけませんね!)

鷹野(最近開発した症候群中和剤を使って、悟史君も参加させましょうか!)

入江(いいのかい?神隠しってなってるはずだろ。)

鷹野(データーが欲しいんですもの。良い機会じゃないですか!)

入江(とりあえず、鷹野さんにもメイド服を着てもらわないとね!)

鷹野(は~い♡)

それはずっと耐え続けていた


それは広大な大地に、しっかりと根を下ろして大きく茂っていた。

ある日、化学物質が混じった雨が降り注いだ。
だが、それは雨の間ずっと耐え忍んだ。雨は大地を流れ去っていった。

暫くして、熱く乾燥した暴風が襲い掛かった。
だが、それは暴風にもじっと耐えた。雨・暴風にずっと耐え続けた。

更にある日、酸性雨が降り注いだ。多くの仲間が枯れたような色になった。
時を置かず暴風が襲う。だが、それは耐えた。ひたすら耐えた。

時の流れは残酷だ。栄養も足りなくなり、やせ細るようになった。
仲間もどんどん減ってきた。
生命力も尽きようとしているころ、また雨が降り注いだ。刺激臭のする雨だ。
相変わらず乾燥した熱波も襲ってくる。また多くの仲間が喪われた。

殆どの仲間が消え、大地が不毛になった。
すると突然、空から命を持たないそれが大量に降って来て、大地を覆った。










【解説】
シャンプー  ドライヤー  ヘアカラー
 育毛剤  カツラ(or植毛)の経過を表したもの。

 

羽入(魅音開催の執事コンテストですか?お婿さん候補探しと村おこしを兼ねたイベントですね!)

リカ(そして、園崎家の喫茶店の営業も兼ねたイベント・・・。

また、今年がどうなるのか分からなくなってきたわね。

私たちにはうれしいことかしらね。)

羽入(とりあえず、リカも参加するのです。)

リカ(あんたもメイド服を着て参加よ!逃がさないからね!)

授業参観


たかしの奴また猫背になりやがって!男ならビシッと構えとけよ!
今日は授業参観だってのに、手すら1回も挙げてねえじゃねえか。

俺が男手一つで育てたのが悪かったってえのもあるが、
喧嘩はするわ、学校から呼び出しはくらうわ、本当にやんちゃに育っちまいやがった。
母ちゃんがいないのに泣きべそかかなくなったのは立派だが、勉強だけは俺と似てダメなんだよな~。

「たかし!手挙げろ!」

あいつ、顔真っ赤にしやがって!後ろに貼ってある書道の字もきったねえなぁ。
他の子は『希望』とか『未来』とか、漢字二文字できれいな文字書いてる中、
たかしの奴『交通』って何だよ!しかも、『交通』の『交』の字でか過ぎじゃねえか!
『通』が全然スペース足りてないし・・・馬鹿だなぁ!

たかしごめんな。母ちゃんいたら、もっと字もうまく書けてたかもしれねえな。
今日は帰ったら、たかしの好きなカレー作ってやろう。たかし、授業頑張れよ!










【解説】
父はすでに亡くなっていて、この場に母がいないのは
亡くなった父の代わりに母が働いているため。

また、後ろに貼ってある書道の字に注目。
最初は『父』と書いていたが、後で『交通』に書き直した。
『交』の字が大きいのもそのため。
つまり、たかしは父のほうに懐いていたことの証明になるな。


魅音(どうしよう・・・、規模が大きくなちゃった。)

詩音(一応、おね~の代わりに私も執事コンテストに参加するので下手な相手はそこで消えてもらいます。ご安心ください!)

レナ(私も出るよ!部活みたいで楽しいね、ね!)

圭一(強制参加か・・・。しかし、手加減するつもりはないぞ!)

さとこ(わたくしとリカも出ます事よ!)

部活メンバーは魅音以外全員が出ることに決定!

私は最近、登山を始めた


私は最近、登山を始めた。

ある日、山を登っていると、居合わせた女性と仲良くなった。
彼女は慣れていて、ベテランのような感じがした。
リュックからは、見たこともない道具が覗いていた。
始めて2ヶ月の私は、付いていくことにした。

彼女はいろんな話をしてくれた。
仕事が上手くいっていないこと。彼氏に振られたこと。
私は話を聞き、相談にも乗った。

山の頂上近くまで来たところで、彼女は「花を摘んでくる」と言って行ってしまった。
その時の表情は、今までの彼女とはどこか違っていた。
私はしばらく考えていたが、意を決して後を追いかけた。










【解説】
花を摘む』というのは、『トイレに行く』ということを遠まわしに言った言葉。
登山家では常識の言い方のようだが、最近登山を始めた『私』には分からなかった。
トイレを我慢していてこわばっている顔を見て、この表情は自殺しかけているのでは、
と勘違いした『私』が追いかけてしまうというジョーク話だが、実際にやると気まずい空気になる。
彼女のパンツ姿やお尻姿を見たら余計気まずいが、責任取りますと切り出すこともできる。

 

大石(ほほ~う、園崎魅音さんとね。わたしも青春を取り戻しますかな!)

熊(大石さん、出るんですか?この子が気の毒に思えてきますね・・・。)

大石(でも、今年の綿流しの祭りはこの方が警備しやすいでしょ!)

熊(なるほど・・・、綿流しとこのイベントなら警備は大変なことになりますよ。増援を呼ばないといけませんね。)

未来への干渉


これは数百年後の未来のお話。

今から10年前にタイムマシンが完成し、それからの研究によって、
タイムマシンで行ける過去と現在は同じ時間軸上にあることが判明していた。
つまり、過去へ干渉することは現在への干渉も意味するのだ。

国連大学の研究部に勤務している男は古環境のデータ収集で、
第四紀更新世へ調査に出かけることとなった。

調査地へ赴いた男は早速調査を始めたが、途中で雪崩に遭い、
食料と調査機材をすべてなくしてしまった。
男は食料だけでも雪から掘り起こそうともしたが、丸2日探しても見つけることはできなかった。

しかし、帰りのタイムゲートは3日後まで開かない。
これまでは雪解け水でなんとかしのいできたが、このままではもう長くは持たないだろう。
何か食料を見つけなければ。

そうしてうろうろ歩き回っているうちに、1匹のウサギの死骸をみつけた。
助かった!男は無我夢中でウサギにかぶりつき、あっという間に平らげた。

生命の危機が去り冷静になった男は、そこでふとある規則を思い出した。

『いかなる理由があっても未来へ干渉を及ぼす生物への接触、殺生は禁ずる』

だがあのウサギはすでに死んでいた。未来への干渉にはならないだろう
そう自分に言い聞かせ、男は雪穴を掘ってじっとしていた。
しかし、しばらくして男は気づいた。自分の体が消えかけているのを。


彼はそのときやっと悟ったのだ。










【解説】
過去の先祖が一緒に雪崩にあった。そしてウサギを男が食べることによって
過去の先祖が食べる予定だった物がなくなった。つまり、先祖は餓死した。
よって男の存在も消えることになる。
こういうことからタイムスリップはできたとしても私たちは知ることができないんだろうね。

 

レナ(圭一君、準備できた?)

圭一(まさか、綿流しの祭りでこんな衣装を着るはめになるとはな・・・。)

祭り会場に行くとそこはメイドや執事たちでいっぱいになっていた。

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